「死ぬこと以外かすり傷」箕輪厚介 を読んだ感想
SNSなんかで以前から気になっていた本。
「死ぬこと以外かすり傷」とてもインパクトのあるタイトルで、これを書いた人がどんな人なのかがとても気になりました。
この本を読んだ感想と、どんな人にこの本がオススメなのか書いていこうと思います。
著者 箕輪厚介
双葉社、幻冬舎で編集者をやり、創刊1年で累計100万部という数字を叩き出した「NewsPicks Book」の編集者。
もとから編集者ではなく、雑誌の広告営業をしていた。
あることがきっかけで編集部に異動し、編集の仕事に取り憑かれた。
また、2017年6月に「箕輪編集室」というオンラインサロンを開設し、1年で1300名のメンバーを集めた。
考え方 予定調和を破壊せよ
- トラブルに身を投げろ！
- バカなことにフルスイングせよ
- 安全安心を破壊せよ
- 言ってはいけないことを言ってしまえ
- 3歳児レースに勝ち残れ
- 退屈な世界に火を放て
予定調和とは？
あらかじめ誰の目にも明らかで、実際に予定通りの結果になること。
予定調和を破壊せよとはつまり、世間一般の常識にとらわれてはいけないということです。
一般的に考えてみれば「そんなことできるはずがない」「そんなことやっていいわけがない」ってこと。
それをできるかできないかです。
古い考えの人間は、どうしても今までの考え方を変える事ができずにいます。
これが当たり前だと自分の古い考えを押し付けてきます。
でも、今の時代ではその考えが取り残されるような大きな変化が起きているんです。
商売のやり方 自分の手で金を稼げ
- 自分に何万円の値札を貼るか
- 意識くらい高く持て
- 誰も行かない未開を行け
- カネと感情のダークサイドスキル
- 社員を奴隷にする会社は捨てろ
- ブランドを稼げ、未来を稼げ
- 帰る場所がある人間にひとは熱狂しない
今、AIが人間の仕事をしてしまう時代に差し掛かっています。
平成の始めからすると考えられないスピードで時代が変化していっています。
昔の人の考えは、「いい大学に出て、大手企業に入れば安心だ」こういう考えの人はいまだにいます。
しかし、AIがこの先どんどんと進歩していけば人間が働くよりも効率が良く、ミスもすくなくなり、コストパフォーマンスも断然あがってくるでしょう。
そのときに古い考えの人間が取り残されてしまうんです。
今まで自分がしてきたことをAIに取られてしまうんですから・・・
そうなったときの為にも自分の手でお金を稼ぐ力をつけておく必要があります。
個人の立たせ方 名前を売れ
- ヒーローインタビューを想像せよ！
- 恥をかけ、血を流せ
- 風呂敷を広げろ
- 教祖になれ
自分の名前を売ることで仕事の幅が広がります。
Twitterでどうすればインフルエンサーにリツイートしてもらえるか。
どうすれば自分をフォローしてもらえるか。
人とは違う発信をし、自分が何者かをさらけだす。そこに共感を得たものがフォローをしてくれる。
まずは何でもいいから、何かにおいて実績を作らないと支持者は集まらない。
仕事のやり方 手を動かせ
- 今やれよ！
- スピードスピードスピード！
- 量量量！
- 熱狂に出会うための自然消滅のススメ
- 何か一つでトップになれ
- 変わり続けることをやめない
何をやるにも質を考えすぎて前に進めないってことありますよね。
箕輪さんは何かを頼まれたときにすぐに返事をするんです。
それは、量をこなすことが大事だと考えているから。
考えるのは行動してから。多くの打席に立つ。打席に立たないと結果は出ないから。
人間関係の作り方 癒着せよ
- 丸裸になれ
- 憑依レベルでブンセキせよ
- 目的だけをにらみつけろ
人間関係を作るとき、相手のことを知りたければまずは自分のガードを下げる。
自分がガードを上げて相手に向かってしまっては、相手の本音を聞くことはできないってことです。
そして相手がどんな人間なのかを徹底的に分析する。
生き方 熱狂せよ
- ただ熱狂せよ
- 数字から逃げるな
- 自分の身体で実践する
- 識者や業界人の評価などいらない
- この世に受け入れられない才能を愛する
- 努力は夢中に勝てない
何か夢中になるものを探す。
人生をかけるほど夢中になることを見つけるのは簡単ではない。
ただ常識に縛られず、とにかく動く。
感想
これからの自分の生き方を考えさせられる本でした。
今からの時代、AIが何でもこなしていくような時代になっていく。その中でこれからは自分という価値を生み出して、世の中に自分を売っていく必要がある。
それは、他の人のマネをしていてもダメで自分が夢中になれるものを探し、常識にとらわれることなく行動しなければならない。
自分が考えている、行動できないリスクはただの言い訳で、何をやっても大抵のことはどうにでもなる。
やりたいことをやり、言いたいことを言う。我慢している者は損をするだけ。
今の生き方を変えるには行動するしかないんだと感じました。
死ななければどんな失敗をしてもどうにかなる。
これからの生き方をあらためて考えさせられる1冊になりました。
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