「才能の正体」 坪田信貴 を読んでみて感じたこと
何を買うかも決めず立ち寄った本屋さんで、ふと目にとまった本。
それが「才能の正体」。
自分としては特に深く考えたこともなかった「才能」という言葉。
才能と言えば、生まれ持った素質、特別な人に備わった能力、みたいな感じで受け止めていました。
この本を読むまでは、、、。
著者情報
著者 坪田 信貴
坪田塾塾長。
心理学を駆使した学習法により、これまでに1300人以上の子供たちを「子別指導」、多くの生徒の偏差値を急激に上げてきた。
一方で、起業家としての顔も持つ。
まだ記憶にも新しい映画「ビリギャル」は坪田先生が実際に指導した生徒の話を本にしたものが原作です。
他にも多数の本を執筆している多才な人です。
才能の正体
才能は誰にでもある
才能って聞くと選ばれた人間にしかないもの。と自分は思っていました。
しかしそれは違っていて、そう思っている人はみんな、才能の見つけ方、それをどう伸ばせばいいかわからないだけ。
才能があると言われている人はみんな努力をしている
「もとがいい」とか「生まれつきの才能」とか人は言うけれど、結局それは結果を見て判断しているだけで、実際は「正しいやり方」でコツコツと努力している人が結果を出している。
何の努力もしないで「才能がある」なんて言われている人はいない。
どんな人でも結果が良ければ「もとがいい」、結果が出なければ「才能がない」と言う。
人は結果しか見てくれない、結果からしか判断しない。
人は結果からさかのぼって「物語」を作る
記憶というのは思い出すごとに、自分が納得いく形へ改ざんされてしまうもの。
自分の都合のいいイメージをふくらませて解釈してしまったこと、今思えば思い当たるふしがたくさんあります、、、。
いつでも「もう遅い」、後悔教育観
自分に当てはまっていて納得してしまいました。
「あの時ああしていればよかった、今更もう遅い」
「10代の頃にやっていれば、、、。」
「20代の頃にやっていれば、、、。」
「30代の頃にやっていれば、、、。」
こういう考えしている人、結構いるんじゃないですか??
自分もこういう考えになりがちでした(;'∀')
でもこういう考えの人って、何歳になっても「もう少し早ければ、、、」って言ってるんですよね。
そうゆう理由をつけてやることから逃げているだけ。
本当はやろうと決めた時に始めればいいだけ。今どうするかってことなんですよね!!
才能への認知
あなたが持っている能力は、ある人からすれば「そんな能力には意味がない」と言われるが、他の人からすれば絶賛に値するかもしれない。
自分が才能と思っていなくて普通にやっていることが、違う人からすれば「すごい才能!!」なんて思われることもあるかもしれないということです。
才能への認知は人それぞれでなので、もしかしたら自分の隠れた才能が実はあるのかもしれません。
まとめ、感想
この本、めっちゃ面白いし勉強になります!!
才能は生まれ持ったものではなく、努力で得られるもの。
自分の今までの考え方や、世間で天才と言われている人たちの見方が180度変わりました!!
結果を出している人のプロセスを見ようとせず、結果だけ見て「あの人はもともと頭がいい」「才能があるから」という考え方でした。ずっと。
まさにこの本に書いてある通りでした。
でもこの本を読んで自分の考えがいかに浅はかで、情けないものだったかを痛感しました(>_<)
結果を出している人はみんな努力をしている。もともとの天才なんてほとんどいない。
「イチロー選手は努力の天才だ」なんて言うけど、本当はただただ努力の人。
天才なんていう言葉は周りの人が結果だけを見て勝手に付けているに過ぎない。
全てが納得でとても勉強になりました(^^♪